文字サイズ変更
Home
文化財調査
資料・データ
採用情報
法人概要
アクセス
リンク
大阪府内初!古墳時代の木製仮面が発見されました。
大阪モノレール延伸事業に伴って発掘調査を実施している東大阪市西岩田遺跡では、大阪府内で初めて、全国でもわずか3例目となる、古墳時代初め頃(約1800~1900年前)の木製仮面がみつかりました。
仮面は長さ29.9㎝、幅17.7㎝、厚さ2.0㎝、目と口の部分はくり抜いて、鼻はわずかに盛り上げて表現されています。右耳付近には小さな孔があけられているので、紐などを通した可能性があります。弥生時代の土器には、仮面を着けたシャーマンと思われる人物を描いたものがあり、農耕儀礼を表したものではないかと考えられています。今回みつかった仮面も同じようなおまつりに使われた可能性があります。
みつかった仮面は、令和5年4月29日(土祝)から5月7日(日)にかけて、和泉市の大阪府立弥生文化博物館で特別公開しました。
あわせて、3Dプリンターでつくった触れるレプリカ(地方独立行政法人大阪産業技術研究所 所有機材使用)も展示しました。仮面の大きさや厚みを実感いただけたのではないでしょうか。
また、5月6日(土)には発掘調査を担当した職員などによる講演会も同館で行い、たくさんの皆様にご参加いただきました。
大阪府立弥生文化博物館 スポット展示