2018年12月掲載
スイセン (水仙) | サザンカ (山茶花) |
寒さの冬がやって来ると、たちまち寂しくなる館内を、孤軍 奮闘盛り上げてくれる水仙の花。冬のラッパを吹きならす。 |
サザンカ、サザンカ、咲いた道~♪ 凛とした冬の空気その 風景の中にこそ、サザンカの花は良く似合います。 |
落葉 | ナンテン (南天) |
まるでちぎり絵のよう、紅色やオレンジの落ち葉を散りばめ た、大地のキャンパス。能勢の民家横から奄美の高倉へ。 |
災いを退けてくれるという南天の赤い実が、12月の館内の あちらこちらで揺れています。お正月まであと少し・・・ |
2018年11月掲載その3
農村歌舞伎の舞台横 | 敦賀の民家を仰ぎ見て |
十津川民家前、ハゼと落葉と | 茶室前から |
白川の民家を臨む | 十津川の民家前、色づくハゼ |
深まりゆく秋は、手心など加えてくれるはずもなく、片っ端から館内の木々を鮮やかな色へ塗り替えてゆきます。 さてさて今が見頃です、先週よりもさらにハゼの黄色とモミジの紅色が映える館内へ、どうぞお越しくださいませ! |
2018年11月掲載その2
長屋門前の桜 | 秋山の民家と柿 |
茶室前から敦賀の民家に向う | 割り船の小屋と櫨(ハゼ) |
高倉を彩る色付く紅葉 | 歌舞伎舞台横から茶室を臨む |
日に日に深まりゆく秋が、じわりじわりと館内の木々を鮮やかな色に染めてゆきます。ハゼ、銀杏は黄金色へ、 イロハモミジは紅色へ。連休には皆様ぜひお運びいただいて、館内を散策し季節の移ろいを肌でお感じください。 |
2018年11月掲載
北河内の茶室 | 信濃秋山の民家 |
南部の曲家 | 摂津能勢の民家 |
飛騨白川の民家 その1 | 飛騨白川の民家 その2 |
鮮やかに深まりゆく秋が、例年より遅ればせではありますが、只今博物館全体を秋の装いへと衣替えの真っ最中です。 見頃も間近です。お誘い合わせのうえ、穏やかに秋を堪能する一日を、博物館で過されてみるのはいかがでしょう? |
2018年10月掲載
ホトトギス (杜鵑草) | ツワブキ (石蕗) |
ホトホトと悲しげに鳴く鳥ホトトギスと、名を同じくする紫の 花。その向こう竹林の奥に霞むは、椎葉の民家でござる。 |
菊に似た明るい色の花ですが、初冬の季語でもあり、この 花の上には寒い冬空が広がっているイメージがあります。 |
シマラッキョウ (島辣韮) | オニグルミ (鬼胡桃/紅葉) |
ニラを思わせる尖った葉の先端に可憐な花を咲かせる島 辣韮、地中のことはいったん置いといて花をごらんあれ。 |
オニグルミの葉が色づき始め、近づく冬を知らせてくれる と、たちまち館内すべても、秋色へと染まりゆきます。 |
2018年9月掲載その2
コスモス (秋桜とススキ) | キバナコスモス (黄花秋桜) |
何気ない秋の日に揺れているのは、薄紅のコスモスと、萩 の花、そしてススキの穂、人呼んで秋のゴールデントリオ。 |
黄花コスモスが能勢の民家辺りで絶好調に咲き誇ってい ます。ただしこの花、コスモスとはやや遠縁にあたるとか・・ |
ヒガンバナ (秋山の民家と彼岸花) | ヒガンバナ (彼岸花) |
秋山の民家へと登る人びとの足取りを軽くしてくれるのは、 階段沿いに彩りを添えている彼岸花の真紅の道標です。 |
彼岸花と曼珠沙華、鮮やか過ぎるこの花には、美しさの中 に紙一重の狂気が佇む気がします、まんじゅしゃげ怖い。 |
2018年9月掲載
タマスダレ (玉簾) | フヨウ (芙蓉) |
宿根草ではないけれど、時期が来れば芽吹き、当たり前の ように花を咲かせてくれる玉簾って、とても愛おしい。 |
妖艶な芙蓉の花にも負けず、曲家の屋根の上では草棟の 紫蘭が、花の時期ではないけれど風情を醸し出してます。 |
ネムノキ (合歓の木) | エビスグサ (恵比寿草) |
敦賀の民家近く、羽のように、綿毛のように、繊細なネムノ キの花がふわりと咲きました。暑い夏も終わりです。 |
花は黄色くマメ科の植物、その実は決明子(ケツメイシ)と 呼ばれ、煎じればハブ茶ができるとか、嗚呼ケツメイシ・・ |
2018年8月掲載
ナンキンハゼ (南京櫨) | キョウチクトウ (夾竹桃) |
黄色の花も落ち、只今小振りな実をつけたナンキンハゼ。 しだいに葉を秋色に染めだして、移ろう季節を知らせます。 |
空へ手を伸ばすように咲く、キョウチクトウの鮮やかなピン ク色が、夏空のみず色に溶けだしそうな昼下がりです。 |
ノウゼンカズラ (凌霄花) | クリ (栗) |
酷暑の夏にもかかわらず、今年のノウゼンカズラは元気で した、いやいや現在進行形で元気です。 (高倉横にて) |
博物館に、秋がジワリ・ジワリと進行中でございます。見上 げれば栗のイガイガ、肌に当たる熱風もいつしか秋風に・・ |
2018年7月掲載
オーシャンブルー (琉球朝顔) | カンナ |
「海の青」と名付けられた琉球朝顔が、いっせいに咲き始 めると、今年も暑く、長い、夏のスタートです。(長屋門前) |
情熱的なカンナの花には、青空と、夏の太陽が良く似合う 耳を澄ませば画像の向こうに蝉の鳴き声すら聴こえそう・・ |
黄コスモス (秋桜) | ムクゲ (木槿) |
この時期から咲き始めるコスモスですが、世間では秋の花 と思われがち。百恵ちゃんの功罪かしら・・・長く咲きます。 |
夏を彩るムクゲの花が、奄美大島の高倉横に咲きました。 後方に見える秋山の民家を、見守るように咲いてます。 |
2018年6月掲載その2
ガクアジサイ (額紫陽花) | ヒメオオギスイセン (姫檜扇水仙) |
6月は紫陽花月間。こちら館内穴場、くらしのコーナー横に 咲く額紫陽花でございます。散策がてら見つけてください。 |
梅雨明けを待つことなく、咲き始めたヒメオオギスイセンの 情熱的な赤色が、周囲を夏へと誘います。(長屋門前) |
バショウ (芭蕉) | ネジバナ (捩花) |
奄美の高倉横で、南国ムードを醸し出してる芭蕉の木。 バナナを彷彿させる花と実が、只今たわわに実ってます。 |
初夏の野に腰を落として、螺旋に連なる小さなネジバナの 花を眺めていると、人は哲学的になるとか、ならないとか・・ |
2018年6月掲載
アジサイ (紫陽花) | ウメ (梅の実) |
蒸し暑く、傘が手放せぬ六月も、紫陽花の見頃だと思えば 気持も沈まない。梅雨入ウェルカム、当館へお越しあれ! |
春に花を咲かせた梅が、実を太らせ梅雨明けの収穫時期 を待つ。あと少し、ここから熟してまいります、楽しみ。 |
ルリヤナギ (瑠璃柳) | クチナシ (梔子) |
瑠璃色と呼ぶにはやや淡い紫ですが、美しい名前の響き に負けることなく、六月の雨に打たれ佇むルリヤナギです |
風ぐるまのように花びらを広げたクチナシの花からは、画 面のコチラ側にまで鼻をくすぐる匂いが届いてきそうです。 |
2018年5月掲載
アザミ (薊) | ニシキウツギ (二色空木) |
春の館内のそこあそこに、凛々しく立つ紫色のアザミの花 タンポポよりも少しスレた感じで、そこがまた魅力的で素敵 |
花が白から桃へと色を変えるため、あたかも二色の花を咲 かせるが如き名が付いた。花言葉は「移り気」さもありなむ |
カシワバアジサイ (柏葉紫陽花) | ナデシコ (撫子) |
梅雨入りを待ち切れず、アジサイの中では一風変わった 柏葉アジサイが一等賞に白い花を咲かせました。米蔵横 |
能勢の民家の横、風に揺れるナデシコの花。古今、女性 を比喩する花は数あれど、庶民派ナデシコ、かなり上位! |
2018年4月掲載その2
ヤグルマソウ (矢車草) | シャクヤク (芍薬) |
こいのぼりの先端で回る矢車に、どこか姿が似ていること から名付けられたという矢車草、五月の風に揺れてます。 |
当館受付の長屋門を入ってすぐの広場、今が見頃とお客 様を待っているのは芍薬の花。その風格さすがの存在感 |
シラン (紫蘭) | キショウブ (黄菖蒲) |
敦賀の民家前、こいのぼりを応援するように紫蘭が咲いて おりますが、残念ながら微風のため一家は活動休止中。 |
紫色が主流の菖蒲の中で、あえて黄色で勝負するのは黄 菖蒲の花。堺の風車を臨む池の縁にて咲いております。 |
2018年4月掲載
シャガ (著莪) | ヤマブキ (山吹) |
身内であるアヤメやカキツバタらと、何かと比べられがち ですが、淡色のシャガだって決して負けてはおりません。 |
大和十津川の民家横、サワサワとさわめく竹林をバックに 咲き乱れる鮮やかな山吹色が映えます。 |
ツツジ (躑躅の蕾) | コデマリ (小手毬) |
来るゴールデンウィークに標準を合わせて、只今ツツジが 地道に蕾を量産中です。満開までしばらくお待ちください。 |
日向椎葉の民家前広場に、真白なコデマリが咲きました。 花は小さなものが集まって咲き、まるで手毬の如くです。 |
花ごよみ 2017年度分掲載ページへ 【2016年4月 ~ 2017年3月】
花ごよみ 2016年度分掲載ページへ 【2015年4月 ~ 2016年3月】
花ごよみ 2015年度分掲載ページへ 【2014年4月 ~ 2015年3月】