吹田市所在、吹田操車場遺跡の現地説明会を平成27年3月7日(土)に行いました。 (平成27年 3月12日UP)
大阪府立弥生文化博物館がリニューアル。 (平成27年 3月10日UP)
大阪市所在の瓜破北遺跡の現地公開を開催しました。 (平成27年 3月10日UP)
三重県の鈴鹿市考古博物館、企画展「鈴-鈴の音 鐘の音 太古の響」において、当センター保管資料が展示されています。
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当センターが発掘調査を実施した下田遺跡(堺市)、瓜生堂遺跡(東大阪市)、亀井遺跡(八尾市)、溝咋遺跡(茨木市)、粟生間谷遺跡(箕面市)の出土資料が展示されています。 鈴鹿」の「鈴」にちなみ、鈴をテーマとし、当センターの保管資料から銅鐸、銅鐸形土製品、銅鈴、鈴の鋳型が展示されています。 平成27年3月15日(日)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 鈴鹿市考古博物館 |
【写真1】展示室入口 【写真2】下田遺跡 銅鐸 【写真3】亀井遺跡、瓜生堂遺跡 銅鐸形土製品 |
滋賀県立安土城考古博物館の第50回記念企画展「人ノ性、酒ヲ嗜ム-神を招き、人を結ぶ-」において、当センター保管資料が
展示されています。(平成26年12月26日UP)
当センターが発掘調査を実施した堺市の大庭寺遺跡の出土資料が展示されています。 堺市とその周辺に須恵器を焼いた窯が非常に多く分布しています。陶邑窯跡群と呼ばれ、その中で最古級の須恵器を焼いていたのが大庭寺遺跡の窯です。今回、展示されている須恵器の「はそう」は何か液体を入れておく器であるところから、展覧会のタイトルにもあるように、お酒との接点を考える上で展示されています。 平成27年3月15日(日)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 滋賀県立安土城考古博物館 |
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大阪府立大手前高等学校「平成26年度集中セミナー」を受入れました。(平成26年12月25日UP)
平成26年12月12日(金)午後、当センターの大坂城跡発掘調査現場事務所にて、大阪府立大手前高等学校の集中セミナーを受入れました。受講者は1・2年生5名。たいへん寒い日であり、また前日に雨が降ったため地面がかなりぬかるんでいましたが、発掘を体験してもらいました。発掘する地層は、折しも大河ドラマ「黒田官兵衛」に出てくる豊臣対徳川の舞台となったところ、戦乱で焼かれた層を掘りました。最初は恐る恐る…といった感じでしたが、焼けて壊れた瓦や陶磁器の破片が次々にみつかると、一気に歴史の世界に引き込まれていったようでした。 |
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堺市立みはら歴史博物館の特別展「河内鋳物師の誇り-鍋・釜づくりの名人たち-」において、当センター保管資料が展示されています。(平成26年11月21日UP)
当センターが発掘調査を実施した堺市の余部日置荘遺跡の出土資料が展示されています。 堺市美原区余部から東区日置荘にかけては平安時代後期から室町時代にかけての鋳物を生産していた遺跡が発見されているところです。「日置荘の鋳物師」に焦点をあて、その足跡をたどる展覧会です。 青磁・白磁の貿易陶磁器、常滑焼の鉢・甕の他、寺院に関連した梵字軒丸瓦・軒平瓦、瓦質護摩鉢・仏花瓶等が展示されています。 平成27年1月12日(月・祝)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 堺市立みはら歴史博物館 |
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兵庫県尼崎市立田能資料館の特別展「弥生の食べもの」において、当センター保管資料が展示されています。
(平成26年11月21日UP)
当センターが発掘調査を実施した茨木市東奈良遺跡、東大阪市西岩田遺跡・新家遺跡、八尾市亀井遺跡・山賀遺跡・久宝寺遺跡の出土資料が展示されています。 当時の食材や道具として、上記遺跡の解体痕のあるイノシシの骨や鹿骨製のヤス・釣針、舟形木製品等が選定されました。 12月7日(日)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 なお、下記の報告書が残部僅かですが、在庫がございますので、ご要望の方は在庫確認の上、ご注文をお願いします。西岩田遺跡・新家遺跡 「河内平野遺跡群の動態Ⅳ」、亀井遺跡「河内平野遺跡群の動態VI」、 山賀遺跡「第163集」、久宝寺遺跡「第156集」の報告書に掲載されています。 ・関連先 兵庫県尼崎市立田能資料館 |
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秋田市から訪問された「佐竹氏探訪の会」の案内をしました。(平成26年11月19日UP)
11月5日、秋田市から「佐竹氏探訪の会」38名のみなさんが大阪を訪問されました。「佐竹氏ゆかりの地を訪ねて」全国を巡っておられ、今回は姫路城、四天王寺から大阪城周辺、羽曳野市誉田八幡宮・堺市を見学地とする中身の濃い行程です。 当センターが発掘調査した大坂城跡三の丸の佐竹氏屋敷推定地(現・大阪府警本部)から出土した佐竹氏家紋瓦「扇に月丸紋」を見学してもらい、その後、二の丸・本丸へと案内し、解説をおこないました。 みなさん、非常に熱心に瓦を観察しておられました。 |
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大阪府高石市立図書館郷土資料室展示「古墳が好き!埴輪が好き!!高石の古墳と埴輪の魅力を探る」において、当センター保管資料が展示されています。(平成26年11月11日UP)
当センターが発掘調査を実施した巨摩第一号古墳(東大阪市)から出土した椅子形埴輪・円筒埴輪・須恵器と長原遺跡(大阪市)から出土した鳥形埴輪が展示されています。 この展覧会では、高石市に所在する富木車塚古墳と大園古墳の出土資料を広く知っていただく機会とし、関連資料として両遺跡の形象埴輪の椅子形埴輪、鳥形埴輪等もあわせて展示しています。 平成27年1月29日(木)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 大阪府高石市立図書館 大阪府ホームページ・イベント案内記事① 大阪府ホームページ・イベント案内記事② |
大坂城跡・難波宮跡発掘調査現場にフランスの考古学者が見学に訪れました。(平成26年11月11日UP)
平成26年11月4日大坂城跡・難波宮跡発掘調査現場に、東京で行われた日仏考古学のシンポジウムのため来日している、2名のフランス人考古学者が見学に訪れました。1名はパリ第一大学の教授でジャン=ポール・ドムール博士、もう1名は大阪での留学経験もある通訳を務めるフランス国立東洋言語文明学院准教授のロラン・ネスプルス博士です。 ドムール博士は、開発に伴う事前発掘を行うフランス国立事前考古学研究所の所長を務めた事もあり、大阪市内での発掘調査現場を見てみたいとのことでした。滞在時間も短く通訳を介しての会話でしたので十分とは言えないかも知れませんが、現在の地面から4m以上掘るための土留め工法や豊臣大坂城関係の陶磁器や金箔瓦などの出土遺物を見学し、都市部で深々度を調査する大坂城の発掘調査を実感してもらえたと思います。 |
神戸市埋蔵文化財センターの秋季企画展「大地に刻まれた災害史」において、当センター保管資料が展示されています。
(平成26年11月10日UP)
当センターが発掘調査を実施した美園遺跡(八尾市)の出土資料である弥生時代前期の壺が展示されています。 この展覧会では、災害の歴史を遺跡からたどり、災害を乗り越え復興を果たした人々の姿を感じとろうとするものです。今回展示している美園遺跡の土器は、高熱のため変形したものです。 12月7日(日)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 神戸市埋蔵文化財センター |
シンポジウム「大阪における古地理復元と中世史再構築の試み」を開催しました。(平成26年11月10日UP)
10月19日(日)、大阪歴史博物館において、大阪文化財研究所・大阪歴史博物館共催によるシンポジウム「大阪における古地理復元と中世史再構築の試み」を開催しました。 地質学、考古学、文献史学、古環境学など、多岐にわたる分野から中世の大阪を検討した、専門性の高いシンポジウムでしたが、87名のご参加をいただきました。 ・関連先 大阪歴史博物館 |
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の特別陳列「難波宮と大津宮~飛鳥宮・藤原京への道のり~」において、当センター保管資料が展示されています。(平成26年10月29日UP)
当センターが発掘調査を実施した難波宮跡(大阪市)の出土資料である柱材、絵馬、漆容器、漆漉し布、戊申年銘木簡にともなう土器が展示されています。 この展覧会では、飛鳥宮跡とその周辺の遺跡を紹介し、その前後する時期の難波宮と大津宮とを比較しています。当センターの資料は戊申年(大化四年 西暦648年)に関わる資料で、難波長柄豊碕宮の時期にあたるものです。 11月30日(日)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 |
当センター保管資料が徳島市立考古資料館特別企画展「馬、かける」で展示されています。(平成26年10月29日UP)
当センターが発掘調査を実施した讃良郡条里遺跡と玉櫛遺跡の木製鞍が展示されています。この展覧会では、馬に関連する文化に焦点をあて、ヒトと馬との関わりについて紹介されています。その中で古墳時代の5世紀の初めころに朝鮮半島から持ち込まれた馬に関わる資料として、両遺跡から出土した馬具である「木製鞍」が展示されています。 展覧会は12月7日(日)まで開催されています。是非、お出かけ下さい。 なお、玉櫛遺跡の木製鞍につきましては、掲載している発掘調査報告書が残部僅かですが、ございます。当センターホームページ「刊行物の案内」の「A公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書」ナンバー184の「玉櫛遺跡III」ですので、ご要望の方は在庫確認の上、ご注文をお願いします。 ・関連先 徳島市立考古資料館 |
【写真1】展示されている馬具2点 【写真2】讃良郡条里遺跡出土「木製鞍」 【写真3】玉櫛遺跡出土「木製鞍」 |
当センター保管資料が大阪府箕面市立郷土資料館企画展「小畑遺跡・下止々呂美(塩山)城跡の遺物展」で展示されています。
(平成26年10月22日UP)
当センターが発掘調査を実施した小畑遺跡(箕面市)、止々呂美城跡(箕面市)の出土資料が展示されています。止々呂美城跡の調査は平成22年から25年にかけて実施され、その後、遺物整理作業を行い、平成26年3月に発掘調査報告書が刊行されたばかりです。箕面市地元の文化財を学ぶ機会になっております。 資料館は阪急箕面駅前の「みのおサンプラザ1号館」の便利の良い場所にあります。12月1日(月)まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。 ・関連先 箕面市立郷土資料館 |
東京都町田市の和光高等学校の「日本古代史研究」を受け入れました。(平成26年10月22日UP)
和光高校では、2年生の選択講座として見学といった修学旅行ではなく、フィールドワーク研究旅行を行っています。奈良、大阪、京都、滋賀を巡る中、10月16日、当センターで発掘体験を受け入れました。 体験をしてもらった現場は吹田市に所在する吹田操車場遺跡です。実際の発掘現場では古代の溝を掘り、遺物が出土すると生徒さんの目が輝いていました。また、遺物の洗浄も行ってもらい、須恵器や土師器等の違いを手にとって、実感してもらいました。 数年、受け入れている中、「関西で考古学を学べる大学」を卒業後の進路として定めた生徒もおり、貴重な体験となっています。 |
和泉市に所在する伯太藩陣屋跡・信太千塚古墳群(その2)の現地公開を開催しました。(平成26年10月21日UP)
10月 4日(土)の午後1時から午後3時に、和泉市に所在する伯太藩陣屋跡・信太千塚古墳群(その2)において、現地公開を行いました。 発掘調査は都市計画道路池上下宮線建設に伴って行われているもので、公開した調査区は、江戸時代後葉に築かれた伯太藩の藩主の館跡に当たる部分です。調査地は遺構面の保存状態がよく、多数の遺構を検出しました。当日は好天に恵まれ、近隣住民を中心とする90名以上の参加者が集まりました。熱心に説明に耳を傾けられる方が多く、地域の歴史に対する意識の高さがうかがえました。 なお、現地公開資料については当HP「資料・データ」欄に掲載しています。 |
当センター保管資料が大阪府高槻市立しろあと歴史館の秋季特別展「戦国 大阪の城-動乱の時代と天下統一-」で展示されています。(平成26年10月21日UP)
当センターが発掘調査を実施した佐保栗栖山砦跡(茨木市)の出土資料が展示されています。 大阪府内の中世城郭について文献や発掘調査成果を取り上げ、動乱の時代と天下統一の流れを探ろうとする展覧会です。佐保栗栖山砦跡は記録に残っていない城郭ですが、全面発掘調査をした事例として紹介されています。 12月7日(日)まで開催されていますので、是非、お出かけ下さい。 ・関連先 高槻市立しろあと歴史館 |
当センター保管資料が大阪府高槻市立今城塚古代歴史館の秋季特別展「古墳時代の船と水運」で展示されています。
(平成26年10月21日UP)
当センターが発掘調査を実施した久宝寺遺跡(八尾市)、田井中遺跡(八尾市)の出土資料が展示されています。久宝寺遺跡出土の準構造船模型は実物の大きさで、当時の船の大きさがよくわかる資料です。遺跡から出土した船の部材や船に関わる出土品から古墳時代の船と水運を王権との関わりの中で検討しようとする展覧会です。 12月7日(日)まで開催されていますので、隣接した史跡今城塚古墳の見学と共にお出かけ下さい。 ・関連先 大阪府高槻市立今城塚古代歴史館 |
当センター保管資料が和歌山県立紀伊風土記の丘の特別展「須恵器誕生-新しい土器は古墳時代をどう変えたか-」で展示されています。(平成26年10月17日UP)
当センターが発掘調査を実施した大庭寺遺跡(堺市)、茄子作遺跡(枚方市)、勝部遺跡(豊中市)の出土資料が展示されています。 生産開始期の窯跡やその周辺遺跡から出土した資料の代表例として、展示されています。須恵器の伝来が、当時の国際情勢や列島内部における国家形成の進展に関わっていることを展覧会で語られています。 12月7日(日)まで開催されていますので、特別史跡「岩橋千塚古墳群」の見学と共にお出かけ下さい。 ・関連先 和歌山県立紀伊風土記の丘 |
当センター保管資料が大阪府四條畷市立歴史民俗資料館の特別展「まじないと人」で展示されています。(平成26年10月17日UP)
当センターが発掘調査を実施した四條畷市、寝屋川市所在の讃良郡条里遺跡、小路遺跡の出土資料が展示されています。タイトルどおり、「まじないの道具」、「祈りのかたち」から当時の人々の姿を追う展示が行われています。 12月14日(日)まで開催されています。 ・関連先 大阪府四條畷市立歴史民俗資料館 |
大阪国際大学短期大学部ライフデザイン総合学科「食文化論」で講義をおこないました。(平成26年10月14日UP)
大阪府守口市にある大阪国際大学短期大学部ライフデザイン総合学科のご依頼を受け、考古学から見た食文化の講義を10月1日・8日に2回おこないました。 授業を受けるのは、栄養士コースの学生さん。 「豊臣大坂城の台所事情-日本食文化史の考古学的点描-」(講師:江浦) 「古墳時代の渡来人と食文化」(講師:鹿野) というタイトルに、おそらく「考古学?」「渡来人?」ととまどったことでしょう。しかし、講義を聴きつつ実物資料を見、自分の手でさわっているうちに、“発掘調査でみつかる土器や骨などから当時の食生活や食事スタイル、調理法などがわかる”ことに驚き、関心をもってもらえたようです。 和食が世界遺産に登録された今、次世代を担う若者たちに、食にまつわる歴史を講義できたことは、有意義なことでした。 |
当センター保管資料が大阪府立狭山池博物館の特別企画展「南河内台地の中世集落」で展示されています。
(平成26年10月1日UP)
当センターが発掘調査を実施した松原市所在の観音寺遺跡(現・立部遺跡)の出土資料が展示されています。245点の出土品が展示されており、前代の古墳時代から古代・中世にかけて展開した集落の全貌をみることができます。古墳時代の子持勾玉や埴輪にはじまり、「東寺」墨書土器、「西城房」線刻の灯明台、梵字のある軒丸瓦・軒平瓦が展示されており、これだけの多くの観音寺遺跡の資料が一堂に展示されたのは、今回が初めてです。10月19日(日)まで開催です。 ・関連先 大阪府立狭山池博物館 |
当センター保管資料が姫路市埋蔵文化財センターの企画展「黒田官兵衛 成る」で展示されています。(平成26年9月30日UP)
姫路市埋蔵文化財センターの企画展「黒田官兵衛 成る」において、当センターが発掘調査を実施した大坂城跡の金箔瓦が展示されています。官兵衛ゆかりの遺跡のひとつとして紹介されています。出土した金箔瓦の中でも、良好に金箔が残っている瓦を展示していますので、姫路城と共に展覧会に足を運んでください。12月14日(日)まで開催です。 |
柏原市大県郡条里遺跡の現地公開を開催しました。(平成26年9月1日UP)
平成26年8月21日(木)に地元自治会を対象とした現地公開を行いました。前回(昨年11月)に続く第2回目の公開となります。 今回の現地公開箇所では、縄文時代晩期から古墳時代後期の遺構面を検出しました。主な遺構は、ピット、土坑、溝群で、このうちピット・土坑は縄文時代晩期、溝群は弥生時代~古墳時代後期(紀元前5世紀~6世紀)に掘られたと考えられます。 古墳時代後期の溝群は、旧地形の傾斜に沿い、南東から北および西方向へ放射線状にのびていました。溝の性格は明らかではありませんが、埋土の状況から、緩やかな排水を目的として設けられた可能性があります。いくつもの溝が重なり合うことから、長い期間に何度も掘りなおされたことがわかりました。 現地公開当日は、実際に調査区内に立ち、遺構の広がりを体感していただくとともに、これまでの調査で出土した土器や石器、「和同開珎」などの遺物を実見していただきました。また、調査スタッフが実際に遺構を掘削する様子や図面を作成する様子を間近で見学していただきました。 中には初めて現地公開に参加される方もおられ、「普段目にすることができない遺跡調査の状況を見学できてよかった」との声をいただきました。これを機に、地域の文化財へ関心を寄せていただけたらと思います。 なお、現地公開資料については当HP「資料・データ」欄に掲載しています。 |
あべのハルカス近鉄百貨店「あべの★こども博覧会」に参加しました。(平成26年8月19日UP)
8月9日から12日にかけて、ワークショップフェスティバルに参加しました。こどもたちがモノづくりや体験を通して創造力、表現力を刺激するイベントであり、大阪府文化財センター、大阪府立弥生文化博物館、大阪府立近つ飛鳥博物館共同で参加しました。 「低融合金による銅鐸づくり」と「銅鐸パズル」のワークショップを実施し、多くのこどもたちにチャレンジしていただきました。大阪の祖父母のところへ遊びに来ていたこどもたちもおられました。 |
大県郡条里遺跡で小学生に発掘を体験してもらいました。(平成26年8月15日UP)
去る平成26年8月1日の金曜日、大阪府八尾土木事務所が事務局を務め、中河内地域交流会実行委員会が主催する「私の水辺」大発表大会「私の水辺in柏原-水辺あそびin恩智川-」の一環として、恩智川多目的遊水地内で発掘調査を行っています大県郡条里遺跡の現地を公開しました。参加者は、堅下北小学校の4年生を中心とする児童24名と保護者、先生方を含めた42名です。当日は、幸い薄曇りの天気で、みな熱心に大県郡条里遺跡の西を流れていた旧大和川の話に聞き入り、発掘体験に興味津々に取り組んでいました。 |
大阪府立今宮高等学校の「考古学入門」講座を受け入れました。(平成26年8月14日UP)
8月4日から8日の5日間、今宮高校の特色ある授業「考古学入門」夏期集中講座を実施しました。4日から6日は吹田市に所在する吹田操車場遺跡において、発掘を体験しました。発掘方法を聞き、その後、遺構の掘削、実測、平板測量を行いました。また、遺物洗浄や接合作業もしましたが、生徒たちは内業作業よりも猛暑の中の現場作業のほうがよかったようです。 7日の大阪府立近つ飛鳥博物館では、古墳時代についての講義や須恵器の実測に挑戦しました。8日の大阪府立弥生文化博物館では、黒崎館長の特別講義や火起こしに挑戦しました。 生徒たちはみなさん、熱心に質問もされ、この中から、将来の考古学者が生まれることを願っています。 |
【写真1】遺構を掘削して、埋土の観察 【写真2】近つ飛鳥博物館の模型で当時の集落の様子を講義 【写真3】弥生文化博物館では火起こし、脱穀の体験 |
当センター保管資料が島根県立古代出雲歴史博物館の企画展で展示されています。(平成26年8月11日UP)
島根県立古代出雲歴史博物館の企画展「倭の五王と出雲の豪族」において、当センターが保管しています堺市大庭寺(おばでら)遺跡の須恵器と堺市伏尾(ふせお)遺跡の竈(かまど)、甑(こしき)が展示されています。古墳時代中期の渡来人の存在を物語る資料、渡来人による最新の技術に支えられた手工業生産を紹介する資料です。9月15日(月・祝)まで開催されていますので、出雲へご旅行の折に是非、ご覧になってください。 |
エジプトとパレスチナから発掘の研修に来られました。(平成26年7月18日UP)
7月14日、吹田操車場遺跡において、4名の海外研修生を受け入れました。この研修は独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施しているひとつで、各国の諸博物館の技術向上をめざし、人材育成に重点をおいた「博物館学コース」です。 研修では、単に遺跡見学だけではなく、日本での発掘道具の説明や発掘手順から始まり、その後、実際に発掘を行ってもらいました。研修生は考古学や保存科学の専門家でしたので、ショベルや手ガリの使い方は説明不要で、遺構の見分け方もスムーズに理解されていました。意見交換も行い、各国の発掘方法の違いもわかり、また、遺物・遺構や写真のデータベース作成は同様の方法でおこなっていることもわかりました。 4名とも、イスラム教徒で断食月(ラマダン)に入っており、猛暑での研修を心配しておりましたが、無事終了しました。お疲れ様でした。 |
大阪府立中央図書館にて「大阪の城と陣屋」の展示が始まりました。(平成26年7月18日UP)
大阪府立中央図書館と歴史街道推進協議会が共催で実施する展覧会に当センターが調査した大坂城跡と麻田藩陣屋跡の資料を展示しました。「大坂夏の陣400年天下一祭」に関連して大坂城をはじめ、府内の主な史跡に指定されている城跡と陣屋を解説パネルで展示しております。 大坂城跡は豊臣期の金箔瓦や陶磁器類を、麻田藩陣屋跡は家紋瓦や窯業生産を行っていたと考えられる窯道具類の実物出土品を展示しています。 場所は府立中央図書館1階展示コーナー、期間は7月15日(火)から8月3日(日)まで。無料です。休館日、開館時間は中央図書館をご確認ください。 |
【写真1】各城跡、陣屋について、写真をまじえ、わかりやすく 解説しています。 【写真2】大坂城跡の展示:金箔の残り具合のよい出土瓦を 非常に近くで見ることができます。 【写真3】麻田藩陣屋跡の展示:絵図と発掘調査結果が合致し たことがよくわかります。「仁清」「帯山」「道八」といった京焼の 出土品も展示しています。 |
「日本民家集落博物館ボランティアグループ」が憲法記念日知事表彰を受けました。
当センターが管理運営しています日本民家集落博物館の「ボランティアグループ」が、平成26年度憲法記念日知事表彰において各界功労団体として表彰されました。ボランティアグループは、長年に亘って、民家の清掃や囲炉裏の火入れ、建物の解説、畑や樹木の管理、体験学習の指導、その他催しへの援助活動等をおこない、博物館の諸活動の充実に大きく貢献してきました。平成26年5月7日(水)大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われた表彰式に代表が出席し、表彰状を受け取りました。 |
東日本大震災復興事業に伴う派遣職員等への感謝状贈呈式が行われました。
去る6月4日、平成25年度に東北大震災復興事業に職員を派遣した組織とその職員に文化庁長官から感謝状が贈られました。当財団も岩手県の財団に職員2名を派遣していたため、組織と職員2名に感謝状が授与されました。また、このご縁をきっかけとし、指定管理を受けている大阪府立弥生文化博物館では、岩手の縄文時代をテーマとした特別展「岩手10000年のたび」を6月29日まで開催し、28日には派遣職員の目を通してみた三陸沿岸の遺跡調査と今を報告する会も開かれます。 |
井尻(いじり)遺跡の発掘調査現場で現地公開を行いました
高槻市井尻1丁目に所在する井尻遺跡の発掘調査を平成25年10月より実施しています。この調査は一般国道170号線(十三高槻線)道路建設事業に伴うもので、大阪府茨木土木事務所の委託を受け、大阪府教育委員会文化財保護課の指導のもと、当センターが行っております。 これらの調査成果について、平成26年5月10日(土)に説明会を実施しました。 今回、弥生時代、古墳時代、平安時代、鎌倉時代の各時代の成果について説明し、出土した遺物を展示しました。特に、墓と考えられる2基の土坑から出土した中国製の青白磁合子、白磁皿、青磁碗を興味深くみていただきました。 なお、当日の資料につきましてはこちらをご覧ください。 |